Since '95.11.11. 最終更新日時:2011/11/17

教育大か、教科書会社に行ってから、こういうことは書け、と言いたい。

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小寺信良の現象試考:情報教育は実際どうなっているのか (2/3) – ITmedia D LifeStyle
というのがあった。
まぁ、この筆者が何者か知らんけど(フリーランスの文筆家。って、そんなもん、誰でも書ける)教育現場の実態を知らんのに、こういうことを簡単にぬかすな、と言いたいのだよ。
「学校には技術や情報の先生がたいてい1人しかおらず、複数の先生間で授業ノウハウや学習教材といった情報交換ができず、孤立している」
「技術や情報専門の先生を置けない学校も多く、地方に行くほど、他の教科と兼任しなければならなくなるという事情がある」

そーゆー環境を作ったのは、情報が高校で必須科目になる、と言われてた6年以上前から、教育大などで、情報科の先生を作ろうとしなかった、文部省であり、それを統括している役人どもだろうが。
現場の先生は、被害者みたいなもんです。
「今手元にある高校の「情報A」の教科書は今年から使用するものであるが、検定を受けたのが4年前である。別の出版社の少し新しめのものでも、2年前だ。制作時期から逆算すれば、今年使う教科書は、最悪の場合5~6年前の事情で書かれたもの、ということになる。」
これも、そう。全ては、文部省が、検定などという、アホなシステムで、都合の悪いことを消し、無駄な事を加え、真実を教えず、という教科書を教科書会社に作らせてきているのですよ。教科書を作ることにさえも、制限を加えて、出版社の自由参加を妨げていますしね。
「教科書は、モラルという部分での方向性は示すことはできるかもしれないが、「今の現状」を期待するのは無理だ」
と思うなら、文科省まで文句を言いに行き、情報を教えるのは、全て今まさに民間でネットワークや情報システムを扱っている人間、もしくは、専門学校で教えている人を先公に連れてこいやっ! とでも言うてくれ。
「平成19年には教科としての「情報」の内容が大きく変わり、現在のようなネットワークやマルチメディア活用といった方向になった。この新しい教科書が、「新版 情報」という名前で出ている。しかしもともと商業科の先生では、この「新版 情報」を教えるのは難しい。」
当たり前や。だから、先公の選定を変えるか、教科書を紙ものじゃなくて、Webにするとか、しかないだろう。
ガキに、勝手に検索なんかやらせても、意味が無いのだよ。むしろ、教科書をWebで更新していく、ネットは、そういう使い方をした方が、よっぽどましだ。
「さらにこの問題は、4年後に中学校に降りてくる。平成24年度から中学で施行される学習指導要領では、これまで高校の情報の授業で行なってきた情報モラルを、中学の「技術・家庭」に降ろすことが決まっているのだ。」
なんだってよ。じゃぁ、中学の技術家庭の先公を、今から仕込んでるんか? 対応するように、今の先公には追加で教え、新しく技術家庭の先公になるヤツには、教育大で教えてるんやろなぁ?
それをしてない文科省をほっといて、先公にそんなことを強いるのは、お門違いだ。現場を知らずに、こんなことを、いけしゃーしゃーと、書かないで欲しい。

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